ウィンタースポーツでも水分補給が欠かせない理由

ウィンタースポーツでも水分補給が欠かせない理由

夏と違って汗をかきにくい冬は、スポーツをしても夏ほど喉の渇きを覚えないものです。
だからといって水分補給を怠ると、体に不具合が起こるのは冬も同じこと。

水分が不足すると体にどんな影響があるのかを知り、冬こそこまめな水分補給を心がけましょう。

汗に気がつきにくい、冬のスポーツ

汗に気がつきにくい、冬のスポーツ
夏は気温が高いため、スポーツをするなどして体温が上昇すると、体は熱を下げようとして汗をかきます。汗をかくことで体温が下がる理由は、汗が皮膚から蒸発するときに熱を奪うためです。
冬に行うスポーツでも汗はかいていますが、夏ほど体温が上がらないため汗の量は少なめです。

とはいえ、まったく汗をかいていないわけではなく、感じにくいですが確実に汗をかいています。
特にスキーやスケートに比べて、雪山の登山やスノーシューハイキングなど歩くタイプのスポーツでは、知らず知らずのうちにけっこう汗をかいているもの。荷物を背負っていると筋肉に負荷がかかるので、なおさら発汗量は増えています。

乾燥している冬は知らないうちに脱水症状に

乾燥している冬は知らないうちに脱水症状に
冬になると肌や髪がカサつくという経験はありませんか?
湿度が下がる冬は、思いのほか大気が乾燥しているため、夏ほど発汗していなくても水分不足になりがち。水分は汗だけではなく、皮膚から蒸発する、呼吸しているときにも失われています。

そして、活発でない人やお年寄りなどは喉の渇きを覚えにくく、水分を摂ることを怠りがち。
すると知らず知らずのうちに脱水症状を起こしてしまい、血液がいわゆるドロドロ状態になり健康を害してしまいます。そして、老廃物が排出されにくくなって冷えが進んだり、だるさが取れなかったり、めまいがするといった症状が現れることもあります。

汗をかいているように感じなくても、冬は水分をこまめに摂りましょう。

汗を恐れずにこまめに給水

汗を恐れずにこまめに給水
汗によって冷えることを恐れたり、トイレに行くのが面倒でウインタースポーツ中にあまり水分を摂らなかったりする人がいますが、血液の粘度が上がって脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす危険性が高なります。
冬はただでさえ室内と外気の温度差が激しいので、持病のある人、年輩の方などは環器系の病気を引き起こしたり、血圧が大きく変化するヒートショック症状を起こしたりする人も。

発症を少しでも防ぐためにも、スポーツ時は十分な水分を摂って血液の状態を良くしましょう。
冬にスポーツをしているとどうしても補給が遅れがちですが、登山のように激しい運動の場合は1時間に一度、そうではないスポーツでも数時間に一度は休憩時間をとり、水分摂取をしましょう。
参考:健康科学の教授が解説 冬のスポーツシーンも水は不可欠!

汗が冷えることで起こる危険性

汗が冷えることで起こる危険性
汗をかくこと自体は上がり過ぎた体温を下げるのでいいことですが、ウインタースポーツ時に外気温がマイナスになっている場合は、冬用の下着を着るなど装備をきちんとしておくことも大切です。
汗を吸うだけで蒸散させる機能のない下着を着ていると、体がずっと濡れている状態となり、温度の低い外気で体が冷やされてしまうからです。

これは寒い日にスポーツをしていて、動いている間は寒さを感じなくても、休憩時間に体を動かさない状態が続くと一気に冷えを感じることと同じです。
こうした状態が続くと、過酷な環境下では低体温症になりかねません。
ウインタースポーツに挑戦する際は水分摂取に気を配ると共に、下着は機能性の高いものを揃えましょう。

記事まとめ

冬は街中で過ごしているなら下着も普通の保温下着で充分ですし、水分補給にそんなにやっきになることもありません。
でもウインタースポーツをするなら汗冷えや水分不足は体調不良どころか、スポーツの種類によっては遭難につながることも。
低体温症も水分不足もいったん不具合が起こると、早めにケアしないと命にかかわる場合もありますので、軽視せずに十分な備えを心がけたいものです。